楽しいゴールデンウイークを過ぎた後は
一年で一番過ごしにくい 梅雨の季節がやってきますね。
6月から7月下旬までは 全国的に雨降りの多い時期です。
お部屋の中の湿度が高くなり カビも発生しやすくなります。
中でも押入れは 湿気を取り込みやすく
家の中では 閉じられている時間が最も長い場所。
気づいた時には 「カビがっ!」 とショックを受けることに・・・
手遅れになる前に 早めに湿気対策を始めましょう。
押入れのジメジメ湿気 原因は何?
[su_highlight background=”#fae8f9″]そもそも押入れの湿気は どこからやってくるのでしょうか?[/su_highlight]
★ 最近の住宅は 機密性や断熱性がとても優れています。
それはとても嬉しい事ですが その反面
湿度が高くなるこの時期 湿気が屋外に逃げにくくなっています。
★ 押入れに入っている物といえば
布団 洋服 アルバム バックなど たくさんの物が詰め込まれていると思いますが
布や革 アルバムなどの紙は 特に湿気を含みやすいものになります
★ 押入れの近くに キッチンや浴室がある場合は
炊飯器や浴室から出る水蒸気が 押入れの中に入り込むことで
湿気の原因になります。
押入れの湿気対策は?
[su_highlight background=”#fae8f9″]押入れの湿気対策に有効な物は何でしょうか?[/su_highlight]
今は家電の種類も豊富になり 性能のいい物も沢山ありますが
すべての除湿を家電でまかなおうとすれば
出費や毎月の光熱費も心配になりますよね。
そこで あまりお金をかけずに 押入れの湿気を上手に除湿する方法を
いくつかご紹介します。
★ 布団をしっかり乾燥させる
人は寝ている間にもコップ一杯分の汗をかいています。
梅雨の蒸し暑い時期はなおさらですね。
汗を含んだ布団を乾燥させずに しまってしまうと
布団から出た湿気が 洋服やバックなど まわりの物に移り
押入れ全体に湿気が広がってしまうので
しばらく椅子に広げてからたたむなど 布団をしっかり乾燥させましょう。
★ すのこを敷く
押入れを乾燥させるためには 通気を良くする事が大切です。
押入れに直に布団や物を置かず すのこの上に置くようにしましょう。
左右の壁にもすのこを立て掛け 壁と物の間に空気層を作ることで
より効果は高くなります。
★ 新聞紙を丸める
新聞紙には湿気を吸いやすいという特徴があるため
高い除湿効果が期待できます。
ポイントはクシャクシャと丸める事。
ただ重ねて置いておくよりも 多くの湿気を吸ってくれます。
すのこの下や 隙間などに丸めた新聞紙を置いたり
バックの中や 靴の中にも入れておくと
かなりの湿気を吸い取ってくれます。
梅雨の時期は こまめに新聞紙をさわって
「湿ってるな」と思ったら 新しいものと交換して下さい。
★ 乾燥シートや除湿剤を置く
梅雨は湿気が最も多い時期なので
乾燥シートや除湿剤を多めに置く事がポイントです。
使用期間前でもチェックをして 取り替えるようにしましょう。
ちなみに 乾燥剤と除湿剤の違いは
乾燥剤
空気中の湿気を乾燥剤の中に閉じ込めるタイプの物です。
乾燥させればまた 再利用することができます。
除湿剤
空気中の湿気を水に変えて タンクや袋に溜めるタイプの物です。
溜まった水を捨ててから タンクや袋を捨てます。
目に見えて取り換え時期がわかります。
一回使い切りです。
★ 重層を置く
重層も湿気やにおいを吸い取ってくれるので
乾燥剤や除湿剤と同じ効果を得られます。
空き瓶などの入れ物に 重層を2分の1くらい入れて押入れに入れておきます。
湿気を吸った重層はそのまま捨てる事ができるので 後始末も簡単ですが
こぼさないように 注意が必要です。
★ 備長炭や炭を置く
備長炭や炭も除湿や消臭に効果的です。
紙にくるんで 押入れの隙間に置いたり
100円均一に売っているような 蓋付きのカゴに入れれば
洋服も汚すことなく 除湿ができます。
最初は よく水洗いをして天日干しをしてから使用します。
その後も 定期的に天日干しをする事で効果も高まります。
押入れの湿気予防はこれ!
押入れの中は 湿気を吸収しやすい物が多い上
家の中でも特に 換気がされにくい場所です。
湿気で大変な事になる前に 早いうちから湿気予防をして行きましょう。
★ 整理整頓を心掛ける
押入れに物を詰め込み過ぎると
通気が悪くなり 湿気がこもりやすくなります。
でも物を減らす事はなかなか難しいですよね。
物の多い押入れでも キチンと整理整頓する事で
隙間をあけることはできるようになります。
100円均一のカゴや仕切りなどを使って上手に整理整頓をしましょう。
★ 扇風機で空気を循環させる
湿気予防にはとにかく空気を循環させて 湿気を溜めこまない事が大切です。
空気を循環させるポイントは 空気の入り口と出口を作ること。
ただ押入れを開けて扇風機をかけても 空気を循環させることはできません。
ふすまを中央に寄せて 片側から扇風機で空気を送り込みましょう。
そうする事で もう片側から湿った空気が追い出されて
押入れの中を乾燥させることができます。
ひどい湿気でなければ10分から20分程度で乾燥させることができます。
★ 押入れのふすまを外す
押入れのふすまを外してしまい
ふすまの代わりに 突っ張り棒などで のれんやカーテンをつけます。
閉め切っていた空間を解放できると共に
仕切りのない大容量の収納として使えるので 整理整頓もしやすく
隙間も作りやすくなります。
参考になりましたでしょうか?
ジメジメと湿気の多いこの時期
憂鬱になることも多々あるかもしれませんが
予防と工夫をして 少しでも快適に過ごしたいものですね。
ちなみに
押入れがカビ臭くなってしまったら
布団や座布団は乾燥させて
消毒用のアルコールで除菌 そのあと
扇風機でよく乾燥させると においは取れますよ。
ぜひ 試してみて下さいね。