「保育園に預け始めたけど
うちの子 全然泣かない…」
そんな様子を見て
「順調そうでよかった!」と
ホッとする反面
ちょっと不安がよぎること
ありませんか?
初めての育児
しかも共働きで
日々忙しい中で迎える
慣らし保育の期間。
泣かない姿はたしかに
安心材料のように思えますが
実はそこに
がんばってるサインが
隠れていることもあるんです。
この記事では
「泣かない=慣れた」とは
一概に言えない理由や
家庭で気づきやすい変化
子どもとの向き合い方を
できるだけわかりやすく
お伝えします。
親も子も 気持ちよく
スタートを切れるように
ほんの少し立ち止まって
一緒に考えてみませんか?
「泣かない=安心」ってホント?
どうして泣かないの?
その理由は一つじゃない
保育園初日
しっかり手を振って
中に入っていく我が子。
「全然泣かなかった!
すごい!」
と感じる方も多いはず。
でも実は
「泣かない=大丈夫」
ではないケースもあるんです。
ある保育士さんはこう言います。
「泣かない子ほど
内面で頑張っていることが
多いんです」
たとえば
まだ新しい環境を
飲み込めていない場合
感情が追いつかず
泣くという行動に
至らないことがあります。
あるいは
「泣いたら困らせてしまう」
と感じて我慢しているケースも。
外では泣かないけど
家に帰ってから
夜泣きが増えたり
食欲が落ちたり…。
そんなサインが出ている子も
少なくありません。
つまり
「泣かない=平気」と
安心する前に
家庭での様子や表情の変化に
ちょっと気を配ってみることが
大切です。
それぞれのがんばり方がある
「やっぱり 泣く子の方が
感情を出せていいの?」
「うちの子
大人びてるのかな…?」など
気になることが
次々出てきますよね。
でも実は
泣くことも泣かないことも
どちらも
その子なりの表現 なんです。
たとえば 泣く子は
「ママ・パパと離れたくない」
という気持ちを
そのまま表現しているタイプ。
ずっと一緒にいた
パパ・ママと離れることに
不安を感じるのです。
逆に 泣かない子は
環境に適応するのが
得意だったり
感情表現が控えめだったり
単にがんばっているだけ
だったりします。
どちらが良い・悪い
ということではなく
大事なのは
「子どもはそれぞれ違う」
という視点。
ママ・パパがその子の
今の状態を
受け止めてあげることが
安心感へとつながっていきます。
家庭で気づける「小さなサイン」
園ではニコニコしているのに
帰宅後に急に泣き出したり
夜中に何度も
起きるようになったり…。
そんな変化を
感じたことはありませんか?
保育園で感情を出さずに
過ごしていた子が
安心できる家で
ストレスの出口を
見つけているのかもしれません。
たとえば
✅夜泣きや眠りが浅くなる
✅食欲が落ちる
食べムラが増える
✅以前より甘えが強くなる
✅お気に入りのおもちゃで
ずっと一人遊びをする
こんなちょっとした
変化が見られたら
「今日はどうだったのかな?」と
声をかけてみましょう。
「がんばってたんだね」
「えらかったね」
そんな一言で
子どもはふっと緊張を
ゆるめることがあります。
保育園との連携
家庭だけで子どもの状態を
把握するのは
難しいこともありますよね。
そんな時は
先生とのちょっとした会話が
大きなヒントになります。
「今日の様子はどうでしたか?」
「お昼ごはんはちゃんと
食べていましたか?」
「どんな遊びが好きですか?」
こんな質問から
園での過ごし方や
友だちとの関係が
見えてくることも。
また
「最近おうちで
夜泣きが増えていて…」
といった家での様子も
伝えることで
先生もより意識して
見守ってくれます。
保育園とのちょっとした
情報交換が
子どもの心を支える
大きな力になるんです。
今日からできる安心につなげる3つの工夫
朝の準備って
バタバタしがちですよね。
でも たった数分でも
「決まったルーティン」を
作っておくと
子どもにとってはすごく
安心につながるんです。
朝の送り出し
✅起きたときに
「おはよう 今日も楽しみだね」
と声をかける
✅着替えたらハグをする
✅家を出る前に
「あとで迎えに行くからね」
と約束する
このようなお決まりの
やり取りがあると
子どもは「次に何があるか」が
予測できて
気持ちが
落ち着きやすくなります。
帰ってきたらまず
お迎え後 つい
「早くごはん作らなきゃ…」と
思ってしまいますが
そこを少しだけ我慢して
まずは子どもとのふれあいを
優先してみてください。
たとえば
✅「おかえり」のぎゅーをする
✅絵本を一緒に1冊読む
✅今日の出来事を聞いてみる
こうした時間があると
園で頑張ってきた子どもは
一気にほっとできます。
特に
「自分を見てくれてる」
「話を聞いてくれてる」と
感じられることが
子どもにとっては
最高の安心材料なんです。
気軽に相談する
子どもに変化があっても
どう対応すればいいか
わからない時ってありますよね。
そんな時は
一人で悩まないことが
本当に大切です。
保育士さんや先輩ママ
地域の子育て支援センターなど
相談できる相手は
意外と身近にたくさんいます。
「ちょっと聞いてみようかな」
そんな気軽な気持ちでOK。
誰かと話すことで
気づきが生まれたり
自分自身の気持ちが
ラクになったりしますよ。
また
相談された側も
「私だけじゃなかった」
という安心感を得られたり
悩みを聞くことでの
サポート体制の強化に
繋がることもあります。
子どもを見守るのは
ママ・パパだけじゃない。
一緒に育ててくれる
存在がいるということ
それだけでも
十分心強いはずです。
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育児に仕事に家事…。
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ママ・パパにこそ
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がんばりすぎず
道具に頼ることも
育児の知恵のひとつ。
少しでも自分時間を確保して
笑顔で向き合える毎日に
なりますように。
FAQ 回答
慣らし保育を経験する中で
「こんな時どうすればいいの?」
「うちの子は大丈夫かな…」
と悩むことは
決して珍しくありません。
そこでここでは
実際に多くのママ・パパたちが
感じた疑問と
保育士や専門家の視点も交えた
アドバイスをQ&A形式でご紹介します。
少しでも不安が軽くなり
安心して園生活を
サポートできるよう
参考にしてみてくださいね。
泣かない子ども=愛着形成が弱いのですか?
いいえ 必ずしも
そうではありません。
泣く・泣かないは
子どもの反応のひとつであり
愛着形成の有無を
直接示すものではありません。
例えば 入園直後から
泣かない子どもについて
「素直に新しい環境を受け入れ
適応力が高い性格」という
保育士の見方もあります。
ただし
泣かないからといって
無条件に安心という
わけでもなく
家庭や園での表情・遊び
食事・睡眠などの様子を
総合的に観ることが大切です。
お子さんの
「いまの様子」を
丁寧に見守り
気になるときは
園や専門機関に
相談するのが安心です。
慣らし保育が他の子より長い
慣らし保育は一般的に
1〜2週間が目安ですが
子どもの年齢や発達状態
環境の変化の大きさによっては
2〜4週間程度かかることもあります。
予定通りに進まないからと
焦らず
園と保護者とで
「子どもの様子を見ながら進める」
合意を持つことが大切です。
家庭でも
「登園前の安心ルーチン」
「帰宅後のほぐし時間」
を継続しつつ
ママ・パパ自身が
無理をしすぎないよう
サポート体制
(家族・友人・時短サービス)を
見直すのも有効です。
慣らし保育で泣かない子が後から泣き出すこともありますか?
はい よくあることです。
最初の1週間は緊張や
環境への戸惑いから
泣かずに過ごせた子が
2週目以降に
涙を見せるようになるケースは
珍しくありません。
これは「安心できる場だ」と
認識し始めたことで
自分の感情を
表現できるようになった
サインとも言えます。
焦らず見守り
園や家庭で安心できる対応を
継続することで
徐々に安定することが多いです。
共働きで慣らし保育に付き添えない場合は?
勤務の都合で
登園に付き添えないママ・パパも
多いです。
身内や
ベビーシッターに依頼する
方もたくさんいます。
その場合は
送迎担当が変わっても
「同じ声かけ」
「同じ持ち物準備」
「いつもの絵本・ぬいぐるみ」など
子どもにとっての共通の安心を
作るのが大切です。
可能であれば
保育士に事情を伝え
少し長めに引き渡す時間を
とってもらうのも一案です。
「泣かないので順調です」は大丈夫?
園の先生が
そう伝える場合もありますが
家庭での様子を
必ず照らし合わせて判断しましょう。
「夜泣きが増えた」
「機嫌が悪い」「甘えが強い」
といった変化があるなら
園にも伝えて
共有することが大切です。
順調に見えても
子どもが我慢している
可能性があるため
親側からも情報提供しながら
子どもの状態をチームで
見守る視点が求められます。
泣かないけどお迎え時に不機嫌なのはなぜ?
保育士の経験では
「園ではがんばっていたけど
家で気が抜けて疲れが出る」
子が多いです。
泣かずに一日を乗り切った
子どもほど
夕方にはエネルギーが切れて
機嫌が悪くなりがち。
例えば
「ママが来た瞬間に
不機嫌スイッチが入る」
というケースもあり
それは
安心して甘えられる存在が来た
証拠とも言えます。
お迎え時に不機嫌でも
「今日もよくがんばったね」と
声をかけて受け止めましょう。
保育士は泣かない子をどう見ているの?
現場では
「泣かない子ほど慎重に見る」
という保育士もいます。
一見落ち着いて見える子でも
感情を内にためやすい
傾向があるため
活動や表情に変化がないかを
こまめに観察しています。
特に
「お友だちの中に自然に入れるか」
「先生に目線や声で
反応しているか」など
非言語のコミュニケーションを
重視して見守っています。
家庭でも
「表に出ないけどがんばってる」事を
前提に寄り添うことが大切です。
突然また泣くようになった…なぜ?
これは慣れのプロセスで
よくあることです。
最初は新鮮さや緊張感で
がんばれたけれど
1〜2週間後に気が緩み
「あれ?やっぱり寂しいかも…」と
感情が出てくる時期があります。
保育士からも
「ここが泣きの 第二波 」と
呼ばれることがあるほど
一般的です。
逆戻りではなく
本音を出せるようになった成長
として受け止め
無理に泣き止ませようとせず
見守る対応を継続しましょう。
急に泣くようになったけど大丈夫?
最初は我慢していた子が
園に慣れてきたことで
安心して
泣けるようになることがあります。
「泣ける場所がある」ことは
子どもにとってとても大事なことです。
園でも家でも元気だけど心配いらない?
元気に見えても
疲れやストレスを感じて
いることがあります。
お昼寝や食事の様子
遊び方に変化がないかを確認し
日々の様子を
丁寧に見守りましょう。
保育士さんにはどんなことを聞けばいいの?
「今日はどんな遊びを
していましたか?」
「他の子と関われていましたか?」
など 行動や感情の動きを聞くと
家庭での様子と
つなげやすくなります。
些細なことでも
聞くことに遠慮はいりません。
まとめ
慣らし保育で
「泣かない」ことは
必ずしも順調のサインとは
限りません。
泣かない背景には
その子なりのがんばりや戸惑い
あるいはまだ本当の感情を
出せていない状況が
あるかもしれません。
大切なのは ママ・パパが
その様子を丁寧に
受け止めてあげること。
園での表情や行動
そして家庭で見せる
些細な変化も含めて
子どものサインに寄り添いながら
見守っていくことが
安心につながっていきます。
共働きで時間にも心にも
余裕がない日々かもしれません。
でも
ほんの少し立ち止まって
「どう感じてるかな?」と
子どもに目を向けることで
親子の関係はもっとあたたかく
深まっていきます。
慣らし保育は
新しい一歩の始まり。
子どもと一緒に
ゆっくり 少しずつ
歩んでいきましょう。
参考文献・引用元リスト
齋藤 政子「新入園児の慣れ過程にみる泣きの変化と心理的拠点形成」明誠大学紀要 2013.
meisei.repo.nii.ac.jp
伊藤 美保子「一人ひとりを大切にする保育(2)0歳児の入園期に着目して」保育実践研究
「乳幼児期の『保育所保育の必要性』に関する研究」日本保育学会 Bulletin Vol.2.
「どうする保育園入園!? 専門家に聞く『心構え』と『4つの …』」読売新聞すくすく編集部(幼児教育専門家監修)
前田 和代(東京家政大学 講師)監修「〖幼児教育の専門家監修〗これってもしかして 登園拒否?保護者の対応と園での対応」学研こそだてマップ.


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