昼間はトイレが完璧なのに
夜だけはなぜかおねしょが続く…。
そんな状況に「どうして?」
「他の子はもう卒業してるのに」と
焦ってしまうこと
ありますよね。
けれども夜のトイトレは
努力やしつけだけでは
どうにもならない部分が多いんです。
眠っている間は意識的に
排尿をコントロールできず
膀胱の成長やホルモンの働きが
関係しています。
つまり
まだ体が“準備中”なだけ。
焦らず 安心して
見守ることが一番の近道です。
私自身も娘のおねしょに
悩んだ時期がありました。
「大きくなっても
もらしてたら?」と
思ったことも。
でも
少しずつ 焦らず
見守るように変えてから
布団の濡れない日が
自然と増えました。
この記事では
夜のトイトレが進まない理由や
スムーズに進めるための工夫
そして実際に成功した
ママ・パパたちの体験談を
詳しくご紹介します。
なぜ夜のトイトレは難しいの?
昼のトイトレができていると
「夜もそろそろかな?」と感じる
親御さんも多いですよね。
でも夜のトイトレは
“別ステップ”です。
子どもが寝ている間に
膀胱をコントロール
できるようになるには
体の成長と睡眠のリズムが
大きく関わっています。
体の準備には個人差がある
夜間のトイトレ成功は
膀胱の発達と抗利尿ホルモン
(尿を抑えるホルモン)の
安定が必要です。
子どもは 成長とともに
おしっこを溜めておける
膀胱の容量が増えてきて
抗利尿ホルモンの分泌が
安定するようになってきます。
このホルモンが十分に
働き始めるのは
平均で 3〜6歳ごろと
言われていますが
そのタイミングは
子どもによって全く違います。
5歳を過ぎて整う子も
たくさんいますし
小学1年生になって
整う子もいます。
なので
「◯歳だからもうできるはず」と
親が思ったとしても
おねしょは努力不足ではなく
子どもの意識の問題でもなく
ただただ
生理的な発達の途中段階。
おねしょが多いからといって
発達が遅い
という事でもありません。
焦らず 体の準備を
信じて待っていてあげて
大丈夫です。
生活リズムや冷えの影響も大きい
夜中の冷えや
寝る直前の水分の取りすぎは
おねしょの原因になりやすいです。
それは
大人も同じですよね。
大人でも
冷えや 水分過多になれば
トイレの回数は増えます。
コントロールできるか
できないかの違いだけ。
なので
発育途中の子どもには
なるべく
寝る1時間前までに
飲み物を済ませる。
それでも喉が渇いた場合は
白湯など 温かい飲み物を
少しだけあげるといいです。
また
布団や部屋が冷えていたり
眠りが浅いと
夜間のおしっこ量が
増える場合があるので
特に冬は注意が必要です。
子どもは
布団を蹴ってしまったりするので
室温を温かく保ったり
腹巻やスリーパーの活用
電気毛布などを使って
寒くない環境を
整えてあげる事も大切です。
こういった小さな積み重ねが
おねしょを減らす1歩へと
繋がっていきます。
夜のトイトレを始める前に整える3つの準備
夜のトイトレを
スムーズに進めるためには
「練習を始める前の環境づくり」が
とても大切です。
子どもが安心して
挑戦できる状態を整える。
見守るママ・パパも
イライラしないように
負担を減らせる
環境にする。
夜のトイトレで一番大変なのは
ママ・パパのストレスです。
事前に準備をすることで
イライラ・ストレスを
回避しましょう。
防水アイテムで心にも余裕を
夜のおねしょ対策の基本は
防水グッズを活用すること。
一番に守りたいのは
替えのきかない
布団ですよね。
防水シーツや
おねしょパッドがあれば
「濡れても大丈夫」
と安心感が全然違います。
私の場合
防水シーツを2枚用意して
交互に使っていました。
夜中に濡れても
すぐ交換できるという事と
忙しい朝も
サッと外すだけなので
バタバタしません。
防水シーツにもサイズがあり
最初 布団の半分くらいの
大きさを使っていましたが
防水シーツの無い所で
されてしまい
大判のものに替えました。
四隅にゴムが付いた
タイプを選ぶと
ズレずに快適ですよ。
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夜トイレまでの“道”を安全にする
夜のトイトレを進めていくと
寝ている間に尿意に気づく
ようになる子もいます。
ですが 子どもにとって
みんなが寝静まった
暗い夜のトイレは
ちょっと怖い。
すぐには言い出せず
眠気もあって
おもらしに繋がることも。
寝室からトイレまでの廊下に
小さなライトを置いたり
お気に入りのおもちゃや
ぬいぐるみを連れていったり
「トイレ行きたい」と
言いやすい雰囲気を
作ってあげることで
自分から行こうとする
きっかけになります。
怖さより「できた!」
の気持ちを大切にできる
環境にしてあげましょう。
親の“心の準備”も整える
夜のトイトレは
親の気持ちが試される
時間でもあります。
何度もシーツを洗う日が続くと
ついイライラしてしまいますよね。
私もそうでしたが
共働きで忙しい朝を迎える
ママ・パパはなおさらです。
でも
「おねしょは成長の一部」と
割り切って
早期にできるとは期待しない
いずれは出来るから
大丈夫 と
考え方を変えるだけで
心に少し余裕が生まれます。
失敗を責めず 「できた日」を
一緒に喜ぶ気持ちを
持ち続けること。
その安心感こそが
子どものやる気と
自信を育ててくれます。
夜のトイトレでやりがちなNG行動とその理由
一生懸命に頑張っているつもりが
実は逆効果になっている――。
夜のトイトレでは
そんな“あるある”が
意外と多いんです。
子どもの心を萎縮させず
のびのび挑戦させるためにも
やってはいけない行動を
知っておくことが大切です。
「また?」というフレーズ
叱っているつもりもない
怒っているつもりもない
でも ついつい言ってしまう
「また?」や「なんで?」
というフレーズ。
これは
親が思っている以上に
子どもに響いてしまいます。
2歳を過ぎた子であれば
自分が失敗したという
事は理解しているので
責められた 叱られたと
感じてしまう子も
多いです。
前後の文脈までは
理解できず
「また?」や「なんで?」
だけが
クローズアップされて
しまうんですね。
中には
「寝るのが怖い」と感じて
おもらしが
長引いてしまう子もいます。
おねしょは
本人の意識では
どうにもならない事です。
「大丈夫 大丈夫」
「ちゃんとできる時がくるよ」と
明るく 前向きな言葉をかけるだけで
子どもの表情が変わります。
萎縮より 安心させる。
それが一番の近道です。
成長を急かしてしまう
「もう年中さんでしょ?」など
焦らせる言葉は禁物。
大人の期待が
プレッシャーになると
子どもは失敗を恐れて
消極的になってしまいます。
もれなかった日を一緒に喜び
できなかった日は軽く流す。
「やったー!成功したね!」
「この前できたんだから
気にしなくて大丈夫よ」
“少しずつ前に進んでいる”ことを
感じられる声かけを意識しましょう。
夜中に起こしてトイレへ連れていく
「寝てる間に行かせたほうがいい」
と思って
深夜に子どもを起こすのは
実は逆効果。
成長ホルモンの分泌が妨げられ
ぐっすり
眠れなくなってしまいます。
どうしても心配な時や
ママ・パパが
疲れてしまっている時は
無理をせず 防水シーツや
布パンツ+オムツの併用などで
安心を確保して
子どもの自然な睡眠リズムを
守りましょう。
兄弟や友達と比べる
「お姉ちゃんはもうできたよ」
「お友だちはオムツ取れたよ」
そんな言葉は
子どもの自尊心を
傷つけてしまいます。
成長には
それぞれのペースがあり
比べても意味がありません。
「あなたはあなたの
リズムで大丈夫」
と伝えるだけで
子どもは安心し
自分のペースで成長していけます。
専門家コメント:夜のトイトレをラクに進める3つの視点
小児科医の視点
おねしょは
「まだ体が成長の途中にある」
という自然な現象です。
夜に尿をつくる量を調整する
“抗利尿ホルモン”が安定すれば
多くの子が自然と
おねしょをしなくなります。
「今は体の準備中なんだ」
と受け止め
焦らず生活リズムを
整えることが大切です。
寝る時間・起きる時間を
そろえるだけでも
ホルモン分泌や眠りの質が整い
改善につながりやすくなります。
発達心理士の視点
子どもにとってトイトレは
「自立の第一歩」です。
叱られたり比べられたりすると
「頑張っても認めてもらえない」
という気持ちを抱きやすくなります。
「失敗しても大丈夫」
「次に頑張ろうね」と
言葉をかけることで
安心して挑戦できるようになります。
この“安心感”こそが
やる気と自信を生み出す土台です。
看護師の視点
おねしょ対策は
親子で取り組む
“チーム戦”のようなもの。
お風呂上がりや寝る前に
「トイレ行こうね」と声をかけ
成功したら
しっかり褒めてあげましょう。
小さな達成を積み重ねることで
「自分はできる」という
気持ちが育ちます。
褒められる喜びが
トイトレを続ける力になります。
先輩ママ・パパの体験談
夜のトイトレは
どんな家庭でも
一筋縄ではいきません。
失敗を重ねながら
少しずつ親子で乗り越える
その過程に
たくさんの学びがあります。
ここでは
実際におねしょと向き合った
ママ・パパ5人のリアルな声を
ご紹介します。
毎朝泣きたくなる日々
女の子4歳/ママ(35歳)・関東在住
娘は昼のトイレは完璧なのに
夜となると
毎朝シーツが濡れている状態。
洗い続けるシーツを見て
私の方が
泣きたくなる日もありました。
ですが小児科の先生に
「焦らなくていい 必ず終わるから」
と言われて
肩の力がスッと抜けたのを
今でも覚えています。
それからは できた朝を
一緒に喜ぶようにしました。
“おねしょゼロの日”に
シールを貼って
達成感を味わう習慣をスタート。
数か月後
「ママ!濡れてない!」と
娘本人がびっくりしながらも
伝えてくれたあの瞬間
見守るって本当に大切なんだと
心から感じました。
夜のトイレが怖い
男の子5歳/パパ(39歳)・東北地方
息子は夜のトイレが怖くて
毎晩「行きたくない」と
泣いていました。
叱っても逆効果だと気づき
ぬいぐるみを使った
“トイレごっこ”を始めることに。
「クマさんもトイレして
寝るんだって」と話すと
「ぼくも行く!」と
笑顔でついてきたんです。
それからは毎晩
ぬいぐるみと一緒にトイレへ。
数週間後には 息子の方から
「トイレ行ってくるね」と
言えるようになりました。
遊びながら学ぶことが
子どもにとって
一番自然な方法なのだと
実感しました。
双子育児の試行錯誤
双子の男の子3歳/ママ(33歳)・大阪府
双子育児のトイトレは
まさに試行錯誤の連続。
兄が早く成功した分
弟のおねしょが続くたびに
気をもんでいました。
ある夜
比べるような言葉を
かけてしまった私の一言で
弟が泣いてしまって…。
その日から気持ちを切り替え
二人それぞれのペースを
尊重することに。
“できた日ノート”を作り
二人が自分のシールを貼る
方式にしました。
弟も少しずつ自信を取り戻し
半年後には兄と同じように
おねしょ卒業。
「比べない」ことが
何より大切だと実感しました。
一度は卒業したものの・・
女の子6歳/ママ(38歳)・北海道
一度は おもらし卒業と
思っていましたが
冬になると布団が冷たく
娘のおねしょが増える時期が
ありました。
寒さが原因かもと思い
まずはスリーパーを着せて
寝室を温かく保つ工夫を。
夜中に尿意を感じても
トイレが怖かったようなので
手をつないだり
時には抱っこをして
夜のトイレは怖くないよと
伝えながら
一緒にトイレに行っていました。
数週間後 まさかの
自分で起きて
トイレに行くように。
「ママ 見て!」と
濡れていない布団を
笑顔で報告してくれた朝の喜びは
今も忘れられません。
環境を整えることや
繰り返し伝える安心感が
子どもの自信を支えることに
つながると感じました。
共働きで就寝時間がバラバラ
男の子4歳/パパ(41歳)・福岡県
共働きで帰宅が遅く
息子の就寝時間が
日によってバラバラ。
トイレ習慣も安定せず
悩んでいました。
そこで始めたのが
寝る前の
“ハイタッチトイレ習慣”。
「一緒にトイレ行こう!」
「今日も頑張ったね!」
そう声をかけながら
ハイタッチで
締めくくるようにしたら
トイレ時間が“楽しい時間”に
変わりました。
小さな工夫でも
親子の距離がぐっと
縮まるんですね。
よくある質問
夜のトイトレを始めてみると
やってみて初めて気づく
疑問がいくつも出てきます。
ここでは 特に
多くのママ・パパから寄せられた
質問を5つ取り上げ
体の仕組みや
生活の工夫を交えなが
らわかりやすく答えていきます。
夜のトイトレはいつから始めるべき?
発育的には 朝になって
オムツが乾いている日が
3日ほど続いたら
始めどきのサインです。
これは夜間に尿をためる力が
少しずつついてきた証拠。
ただし 焦って始めるよりも
子どもが
「布パンツはきたい」と
思えた時期にスタートすることも
アリです。
まだ体の準備が
整っていないうちは
無理せずタイミングを
待ってあげましょう。
おねしょ防止ズボンは使ってもいい?
はい
初期段階ではとても役立ちます。
布パンツに近い感覚で履けて
濡れた感覚を覚えつつ
布団も守れるのが利点です。
「おねしょしても大丈夫」
という安心があると
子どもも前向きに挑戦できます。
ただし 長期間の使用は
“安心慣れ”してしまうことも。
乾いた朝が続いたら
布パンツへ少しずつ切
り替えてみましょう。
寝る前の水分はどのくらい与えればいい?
水分を完全に制限すると
喉の渇きで寝つきが悪くなります。
寝る1時間前までは
普段どおり
寝る直前はコップ半分(約100ml)
ほどを目安に。
冷たい飲み物ではなく
白湯や常温の麦茶がベターです。
また 夕食時に
汁物をとることで
体全体の水分バランスが保たれ
夜間の尿量を減らす
助けにもなります。
兄弟で差がある場合は?
年子や年齢の近い兄弟がいると
トイトレ時期が
かぶる事があります
上の子と下の子で
ペースが違うのはよくあることです。
「お兄ちゃんはできたのに」
と比べず
それぞれの進み方を
尊重しましょう。
同じゴールを目指す仲間として
“乾いた日を一緒に喜ぶ”
のがおすすめ。
兄弟で競わせるより
「喜ぶ楽しさ」を
感じさせてあげると
結果的に早く卒業できることが
多いようです。
夜尿症を疑うのはいつから?
一般的には5歳を過ぎても
月に数回以上続く場合に
「夜尿症」と呼ばれます。
ただし
多くの子どもは
成長に伴って自然に治まります。
私の周りでも
小学1~2年生で治まった
という子がたくさんいます。
6年生まであったという子も。
6歳を過ぎてもほぼ毎晩続く
あるいは日中にも
尿もれが見られる場合は
小児科や泌尿器科で
相談してみましょう。
受診する時の注意点
4歳を過ぎると
色々な事を感じ取るようになり
病院へ連れて行った事で
傷付いてしまう事があります。
まずは
子どものいない環境で
先生に聞いてみるなど
子どもの気持ちを優先する
配慮が必要です。
生活リズムの見直しや
簡単なトレーニングだけで
改善することも多く
「相談してよかった」と
感じる親御さんも多いので
子どもの尊厳を守りつつ
相談してみましょう。
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まとめ
夜のトイトレは
親子で少しずつ歩んでいく
長い旅のようなものです。
思うように進まない夜も
布団を洗う朝も
すべてが子どもの成長に向かう
途中のステップ。
焦らず 比べず
見守る気持ちを大切に
してあげてください。
おねしょは失敗ではなく
体と心が整っていくサインです。
今日うまくいかなくても
「次はきっと大丈夫」と
笑いかけてあげるだけで
子どもは安心して
毎日を過ごせます。
そして何より
ママやパパが
自分を責めないこと。
夜のトイトレは
子どもだけでなく親の忍耐や
愛情を育ててくれる
時間でもあります。
少しずつ乾いた朝が増えていく
その日々を一緒に喜びながら
進んでいきましょう。
その優しい積み重ねが
きっとおねしょ卒業への
一番確かな道になります。
参考文献・引用元
- Pampers公式サイト|夜のトイトレのヒントと進め方
- Benesseたまひよ|夜のトイレトレーニング完全ガイド
- KIDSNA|夜のおねしょ・トイトレの進め方とコツ
- 日本小児泌尿器科学会|夜尿症に関するQ&A
- 西川株式会社 眠りのコラム|おねしょと睡眠の関係
- エリエール公式 Goo.N トイトレシリーズ|夜のトイトレアドバイス
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